ADK、15年12月1Q決算は増収増益に

株式会社アサツー ディ・ケイは5月12日、2015年12月期第1四半期(2015年1月1日~2015年3月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :920億6200万円(前年同期比 1.8%増)
営業利益  :23億2500万円( 同 37.3%増)
経常利益  :26億2400万円( 同 35.9%増)
四半期純利益:15億4000万円( 同 20.2%増)

2016年末までを基盤構築・構造改革期、2017年から2020年末までを加速成長期と位置付ける「VISION 2020」を掲げ、ソリューション基盤の整備や収益管理体制の強化を継続。グループ全体では、内製化の推進、インフラの共通化、コストコントロールなど、グループ基盤の構築・構造改革を推進した。これらが奏功し、売上高は前年同期比1.8%増となり、大幅な増益となった。
広告業における外部顧客への売上高は912億2500万円(前年同期比1.8%増)、セグメント利益は24億1300万円(前年同期比25.7%増)となっている。テレビ広告などの出稿が増加するとともに、デジタル子会社が堅調に推移し、国内全体で増収増益となった。海外については、引き続きアジア子会社が順調に推移したことなどにより増収となった。一方で、販管費の増加、欧米子会社および中国圏子会社の苦戦などの結果、減益となっている。
なお、業種別売上高では、飲料・嗜好品、情報・通信、食品、不動産・住宅設備、化粧品・トイレタリーなどの業種の広告主からの出稿が増加した一方で、官公庁・団体、流通・小売、自動車・関連品、教育・医療サービス・宗教、外食・各種サービスなどの業種の広告主からの出稿が減少した。