電通、米スポーツエージェンシー「アスリーツ・ファースト社」の持分33.3%取得で合意
株式会社電通の海外子会社「電通スポーツLLC」(本社:米国 カリフォルニア州 ラグーナヒルズ市)は、米国のスポーツエージェンシー「Athletes First, LLC」(本社:カリフォルニア州 ラグーナヒルズ市、以下「アスリーツ・ファースト社」)の持分33.3%を取得することにつき、同社メンバーと合意したことを発表した。
2001年に設立されたアスリーツ・ファースト社は、世界最大のスポーツ市場である米国において、アメリカンフットボールのプロリーグNFLを中心に、選手・コーチ・テレビ放送の解説者などに対する報酬契約エージェント事業やマーケティング事業などを行っている。NFLは、米国4大スポーツの中でも群を抜いた人気と経済規模を誇り、特に全米No.1を決定するスーパーボウルは、米国テレビ番組史上歴代視聴者数トップ10のうち9番組を占めるほどの人気番組。アスリーツ・ファースト社とのNFL契約選手数は全米最大級であり、米経済誌のフォーブスは、スポーツビジネスのエージェンシーとして世界8位、NFLのエージェンシーとして全米トップクラスと評価している。
電通はこれまでも、米国プロスポーツのマーケティング権や放送権を取得してビジネスを行ってきたが、今回の出資は、NFLを核とした巨大米国スポーツビジネスの中枢を担うエージェンシーに対して行うものとなる。
【アスリーツ・ファースト社の概要】
社 名 : アスリーツ・ファースト社 (Athletes First, LLC)
本社所在地 : 米国 カリフォルニア州 ラグーナヒルズ市
設 立 : 2001年2月
持 分 構 成 :
出資後
電通スポーツLLC 33.3%
アスリーツ・ファースト社メンバー 66.7%
収益(Revenue): 約1,000万ドル(約12億円)(2014年12月期)
代 表 者 : David Dunn(CEO)
従 業 員 数 : 19名
事 業 内 容 : NFLの選手・コーチ・テレビ放送の解説者などの
エージェント業、マーケティング事業を中心とするサービス