電通、イスラエルのデジタルエージェンシー株式 100%取得で合意
株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、イスラエルと周辺諸国におけるデジタルサービスの強化とプレゼンスを向上させるために、同国のデジタルエージェンシー「abaGada Internet Ltd」(本社:テルアビブ市、以下「アバガダ・インターネット社」)の株式 100%を取得することにつき、同社株主と合意した。
2010 年に設立されたアバガダ・インターネット社は、単なる検索エンジン対策のための SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)にとどまらず、顧客やユーザーの行動分析などさまざまな内的・外的な要因を把握し、成果につなげるデジタル・パフォーマンス・マーケティング領域に強みを持っている。
また、検索エンジンからオウンドメディア(自社ウェブサイトなど)への訪問者を増やす SEM(サーチエンジンマーケティング)や、ソーシャルメディアと連動したオウンドメディアのコンテンツ制作・発信など多様なサービスを提供してる。顧客の多くはイスラエル国内で活動する企業だが、多国籍企業の顧客向けには、EMEA(ヨーロッパ、中東およびアフリカ)内の 40 ヵ国でサービスを提供している。電通グループでは同社を周辺諸国・地域におけるデジタル技術のハブとして機能させる予定。
またこれまで同社グループのイスラエルにおけるサービスは、グローバルネットワーク・ブランドのひとつで、メディア・コミュニケーション・エージェンシーである Carat(カラ)を通して行っきた。今回の買収を機に、アバガダ・インターネット社の社名を当社グループのグローバルネットワーク・ブランドのひとつでデジタル・パフォーマンス領域に強みを持つiProspect(アイプロスペクト)へと改称し、カラとのメディア/デジタル領域での連携体制を強化していく。
【アバガダ・インターネット社の概要】
社 名 : アバガダ・インターネット社 (abaGada Internet Ltd)
本社所在地 : イスラエル テルアビブ市
設 立 : 2010 年 5 月
株主構成 : 買収手続き完了後
電通イージス・ネットワーク 100%
収益(Revenue): 350 万英国ポンド(約 6.2 億円)(2014 年 12 月期)
代 表 者 : Eyal Chen(CEO)
従業員数 : 22 名
事業内容 : デジタル・パフォーマンス・マーケティングを中心にデジタル領域全般の
サービスを提供