電通、ギリシャのデジタルエージェンシー「マインドワークス社」の株式80%取得

株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、成長著しいギリシャのデジタル市場への対応を強化するため、同国のデジタルエージェンシーである「Mindworks S.A.」(本社:アテネ市、以下「マインドワークス社」)の株式80%の取得と、2017年以降に完全子会社化するオプションを当社グループが有することにつき、同社株主と合意したことを発表した。。

2003年に設立された「マインドワークス社」は、2009年にギリシャのAtcom Internet & Multimedia S.A.(以下「アットコム社」)に買収され、同社の一部門となっていた。2015年1月に、アットコム社がマインドワークス部門を分離、独立させることに合意したことから、今回の株式取得に先立ち、新会社の社名を当社グループのグローバルネットワーク・ブランドであるIsobar(アイソバー)とiProspect(アイプロスペクト)を冠した「アイソバー・アイプロスペクト・アドバタイジング社」に変更した。

アイソバー・アイプロスペクト・アドバタイジング社はデジタル広告サービス全般を取り扱っており、なかでもソーシャルやモバイル領域の戦略策定やクリエーティブに強みを持ち、顧客に多くのグローバル企業を抱えている。イノベーティブな同社が新たに電通グループに加わることで、ギリシャにおける当社グループの既存メディアサービスとの補完関係が成り立ち、顧客企業に統合的なフルサービスを提供することが可能になる。

【マインドワークス社(現アイソバー・アイプロスペクト・アドバタイジング社)の概要】

社名:アイソバー・アイプロスペクト・アドバタイジング社
   (Isobar-iProspect Advertising Services S.A.)
本社所在地:ギリシャ・アテネ市
設立:2015年1月
  (前身のマインドワークス社は2003年設立。
   2009年にアットコム社に買収され、2015年1月に分離・独立)
株主構成:買収手続き完了後
     ・電通イージス・ネットワーク80%
     ・同社経営幹部20%
収益(Revenue):7,280,000ユーロ(約9.8億円)
       ※アットコム社の一部門であったマインドワークス部門の
        2014年12月期における部門収益
代 表 者:Costas Mantziaris(CEO)
従業員数:60名
事業内容:デジタル広告サービス全般