オリコム、交通広告で効果を可視化するSMS実証実験を実施
株式会社オリコムは、携帯電話・スマートフォンに標準搭載されているSMS（ショートメッセージサービス）を使った株式会社KDDIエボルバのクーポン配信システムと交通広告をセット化したキャンペーンを実施する。
広告主は株式会社東急リゾートサービスが群馬県沼田市で運営する「たんばらスキーパーク」。
西武池袋線ならびに東武東上線に掲出する「たんばらスキーパーク」のまど上広告内にクーポン配信用の電話番号を記載。広告に接触した見込み顧客が、手元の携帯電話・スマートフォンから専用電話番号にダイヤルするだけで、SMSによってクーポンが配信される。このクーポンを顧客が「たんばらスキーパーク」において提示することで、リフト券半額の特典を受けることが出来る。
広告出稿量とSMS配信数、そして、実際に現地で特典を受けた数を比較することによって、広告効果が数値化されるとともに、交通広告（オフライン）から、SMS配信によるウェブ閲覧（オンライン）、そして、リゾート施設への誘導（オフライン）という、今までは把握しづらかった顧客の導線が可視化されることが期待される。
本施策において、オリコムは広告の企画制作とメディアプランニングを実施し、効果測定を行う。KDDIエボルバは、同社が開発・運営するSMS送信サービス「コールアシスト」（※1）を用いて、SMSクーポン配信システムを開発・提供する。
両社は、今回の実験の結果で得られたデータをもとに、交通広告と携帯電話・スマートフォンのより親和性の高い連携方法の確立など、O2O時代に相応しい効果的な広告プランの作成などに活用していく。
※1 コールアシストは、コールセンターアウトソーシング事業を手掛けるKDDIエボルバが開発運用する、SMS送信サービス。
http://www.bpo.k-evolva.com/service/consultant/callassist/index.html
