大日本印刷、15年1Q決算発表 売上が前年比1.7%と微増
大日本印刷株式会社は、2015年3月期第1四半期(2014年4月1日~2014年6月30日)の業績を発表した。
【経営成績(累計)】
売上高 :3551億9300万円(前年同期比 1.7%増)
営業利益 :117億0000万円( 同 1.9%増)
経常利益 :146億4300万円( 同 2.5%増)
四半期純利益:75億3400万円( 同 6.7%増)
積極的な事業展開に取り組むとともに、国内外の事業体制の再編に注力。出版印刷関連は、出版市場の低迷が続くなか、書籍を中心に積極的な販促活動を展開したが、書籍、雑誌とも前年を下回った。商業印刷関連も全般的に低調で、前年を下回った。ビジネスフォーム関連は、金融機関や電子マネー向けのICカードが増加したが、パーソナルメールなどのデータ入力から印刷・発送までの業務を行うIPS(Information Processing Services)は前年を下回った。教育・出版流通事業は、書店の店頭販売と、ネット通販、電子書籍販売サービスを連携させたハイブリッド型総合書店「honto」の事業拡大に努めた結果、前年を上回った。これらにより、情報コミュニケーション部門全体の売上高は1,736億円で前年同期比0.6%増となった。