博報堂生活総研、7月の消費意欲指数を発表 ボーナス見込んで消費意欲上昇
株式会社博報堂のシンクタンクである「博報堂生活総合研究所」は7月1日、「生活インデックスレポート・消費動向編・7月(消費意欲指数・デフレ生活指数)」を発表した。
「生活インデックス」とは、生活総研が生活者の意識変化を読み解くために、【消費動向】【生活感情】【生活価値観】の3つの領域から開発したオリジナルの指数。それによると、7月の消費意欲指数は49.7点、前月と比べ2.5ポイント上昇したが、前年同月比では1.6ポイント減少となっている。
7月の消費意欲指数上昇については、2012年、2013年も同様の伸びを示しており、ボーナスを見込んだ消費意欲が高まる月と予測された。消費意欲指数の理由を見ても、夏物の衣料・雑貨、暑さ対策グッズが欲しいとの声が多く挙がっている。「特に買いたいモノ・利用したいサービス」では、化粧品、アクセサリーが前年を上回るなど、消費意欲が順調に伸びていることが伺えた。
消費意欲指数の伸びには男女差があり、女性は前月比+4.4ポイントで、前年同月比も-0.9ポイントとほぼ前年並みだったが、男性は前月比がわずかに+0.6ポイントで、前年同月比も-2.4ポイントと差が開いた。消費意欲指数の理由では、女性はボーナスや夏のセールを期待する声が多く、これが背景にあると見られる。男性は「お金の余裕がない、ボーナスが期待できない」など、収入への懸念を抱く回答が目立った。