電通、カザフスタンの広告会社グループの株式51%を取得で合意

株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、カザフスタンの広告会社グループ「Fifty Four Media LLP」(本社:アルマトイ市、以下「フィフティー・フォー・メディア社」)の株式51%の取得と、今後段階的にシェアを拡大して完全子会社化するオプションを当社グループが有することにつき、同社株主と合意した。
なお、カザフスタン関係当局による競争法上の承認を得るため、取得完了は2~3カ月先を予定している。

フィフティー・フォー・メディア社は2011年設立のベンチャー企業ではあるものの、現在ではカザフスタンのデジタル・メディアやOOHを含むメディア広告市場で13%程度のシェアを有し、独立系では最大規模の会社に急成長している。傘下に、Ex-TV Media Central Asia LLP(メディア・バイイング会社)、Quattro Media Advertising LLP(広告会社、以下「クアトロ社」)とTFF-Central Asia LLP(広告会社、以下「TFF社」)の3社を保有しており、それぞれ顧客から高く評価されている。

これまで当社グループのカザフスタンにおけるメディア領域のサービスは、メディア・コミュニケーション・エージェンシーであるCarat(カラ)がTFF社と、同様に、Vizeum(ビジウム)がクアトロ社と提携して提供していたが、成長著しい同国を含むCIS地域での成長戦略を加速するため、フィフティー・フォー・メディア社を買収することとした。

【フィフティー・フォー・メディア社の概要】
社  名: フィフティー・フォー・メディア社(Fifty Four Media LLP)
本社所在地: カザフスタン・アルマトイ市
設  立 : 2011年11月
株主構成 : 電通イージス・ネットワーク 51%(取得後)
       同社経営者 49%
売上総利益: 約9億円(2013年12月期)
代 表 者: Alexander Varenitsin(Managing Director)
従業員数 : 47名
事業内容 : 持ち株会社として、傘下にある広告業3社の経営管理を行う