博報堂「合意支援プログラム『わかりあい』」サービス開始

株式会社博報堂は、地域の環境や再開発問題等の課題を抱える行政や、事業統合や組織改革等の課題を抱える組織や企業に対し、多様な利害関係が絡む難しい課題の合意点・和解点を導く、合意形成をサポートする「わかりあい(TM)」を、2013年12月よりサービスを開始した。

エネルギー問題や防災計画づくり等、理解するには専門的な知識を必要とするような課題が増える一方で、生活者の立場や価値観が多様化し、ステークホルダーの考え方や利害も異なり、理解や共感が簡単に得られにくくなっている。

重要な政策決定には、強い意見を持つ一部の声だけではなく、サイレントマジョリティと呼ばれる層の意見も参考にするなど、さまざまな立場や思想を尊重した政策や制度づくり、政策や制度の作成プロセスに、地域住民等のステークホルダーの参加性が求められる時代になってきており、今回サービス開始する「わかりあい(TM)」は、新しい政策や制度を導入する側、導入される側の双方にとって納得度の高い結論を導き出すことができる合意支援プログラム。

課題に応じステークホルダー会議、コンセンサス会議、市民ワークショップ等のさまざまな手法から、市民の参加や対話を通じた“最適な価値共有プログラム”を開発・設計し提供する。また、政策や制度の決定プロセスに対する透明性が求められていることから、課題を解きほぐしたわかりやすい資料制作の支援の他、広報活動等の情報公開のサポートも行う。