電通、地域情報サイト「まいぷれ」と連携 地域情報配信サービス展開を開始
株式会社電通および株式会社電通テックは、全国各地で地域情報サイト「まいぷれ」を運営する株式会社フューチャーリンクネットワークと業務提携し、今後さらに普及が予想されるケーブルテレビ用次世代セットトップボックス(STB)=「ハイブリッドBox」※1に対応した地域情報配信アプリの共同開発と、デジタル化された地域情報の配信サービスを展開していくことを発表した。
本サービスは、ケーブルテレビ局のサービスエリアに合わせカスタマイズした情報を配信することができるため、全国一律の情報配信に比べ、暮らしに密着したマーケティング活動が可能になる。
基本的な機能としては、コミュニティメディアであるケーブルテレビ局向けに地域商店のチラシ情報やお得なクーポン情報を配信するとともに、地元ニュースや天気、自治体や自治会からのお知らせなどを提供していく。
また将来的には、地方自治体やローカル局と地域専用ICカードによる通貨(ポイント)の運営、各種キャンペーンの地域別展開、モニターやサンプリングの募集など、地域住民や行政、スポンサー企業に多様なサービスを提供するハブとして広く活用できるものにしていく予定。
各社の役割としては、電通と電通テックは地域活性化につながる住民視点でのコンテンツの企画や地域サービスの開発、自治体や企業向けサービスの提供を担当し、FLN は地域情報の収集、編集、配信を担う。
なお、アプリの開発は 2014 年初頭を目標に、現在、各地域のテレビ局と協働し開発と運用について検討を重ね、事業主候補となるケーブルテレビ局や自治体・NPO への説明も開始しているとのこと。
※1 ハイブリッド Box:
放送と通信が連携した機能を搭載した次世代ケーブルテレビ受信用セットトップボックスの総称で、一般社団法人 日本ケーブルラボが標準化した。家庭の中にあるスマートフォンやタブレットなどの情報端末と連携させ、ホームネットワークを構築できる。さらに、医療サービスの提供、安心安全のホーム ICT サービスの提供など、医療・福祉・安心安全の分野での利用も検討され、スマートコミュニティ事業の中核サービスとして注目されている。