DeNA、マンガ雑誌アプリを創刊 講談社、小学館らと提携し人気マンガ家の描き下ろし28作品連載
株式会社ディー・エヌ・エーは、新たなモバイルエンターテイメント領域の拡大を目指し、人気マンガ家の連載作品が無料で読めるスマートフォン及びタブレット端末向けのサービスを開始した。新サービスの名称は「マンガボックス」。2013年12月4日から、専用アプリケーション(以下、アプリ)によるサービスとなる。
「マンガボックス」は、連載マンガを無料で読むことができる週刊のマンガ雑誌アプリ(iOS/Android版)。毎週水曜日に最新号の更新を開始し、毎日3~5作品ずつ一週間で全作品が更新される。講談社、小学館などとの提携で、異なる出版社の人気マンガ家の新作や人気マンガのスピンオフ作品などを「マンガボックス」に集約し計28作品を創刊号から連載する。
バックナンバーについては、最新号を含む過去12号分が常時閲覧可能。それ以前の部分については、各作品の冒頭100ページ程度を「マンガボックス」のアーカイブから閲覧できるとともに、印刷物のマンガ雑誌と同様に電子書籍化、単行本化しての販売も行う。
編集長には、マンガ原作者、脚本家、小説家として活躍中の樹林伸(きばやししん)氏が就任。サービス開始の時点で日本語版と英語版を用意し、将来的にはさらなる多言語対応も検討している。また「マンガボックス」で掲載される作品については積極的にマルチメディア展開なども検討していきたいと考えており、それらの展開については映像化、商品化経験が豊富な電通と連携し進めていく。
今年に入り、複数の出版社から相次いで「連載マンガ」の電子配信がスタートしている。
DeNAは、独自の立場から連載マンガのプラットフォームともなる「マンガボックス」をスタートさせ、モバイルとマンガの融合による新しい価値を提案する。モバイルインターネットの分野において№1を志向する当社は、ソーシャルゲームに次ぐ新たな事業としてモバイルエンターテインメントを有力な領域と位置づけ、その中心的役割を担う事業の一つとして、「マンガボックス」を将来的に収益性のある事業に成長させていきたいとしている。