グリー、7~9月は純利益73%減 特別損失51億計上も
グリー株式会社は、平成26年6月期第1四半期決算を発表した。
<平成26年6月期第1四半期の連結業績>
(平成25年7月1日~平成25年9月30日)
売上高:353億2,800万円(前年同期比6.9%減)
営業利益:97億7,900万円(同 37.9%減)
経常利益:96億7,400万円(同 36.6%減)
四半期純利益:24億400万円(同 73.5%減)
主力のインターネットメディア事業の拡大に向け、その中核をなすSNS「GREE」におけるサービスおよびソーシャルゲームの拡充を行うとともに、国内外のユーザーの利益拡大に取り組んだ。
日本市場においては、スマートフォンの急速な普及を背景に、自社およびデベロッパー提供のスマートフォン向けソーシャルゲーム数の拡充に努めた。有力パートナーとの連携強化により、複数のスマートフォン向け新規タイトルを投入。また、TV-CM放送やスマートフォン向け広告などによるプロモーションに加え、パートナーのメディア基盤の活用によるスマートフォンユーザーの利用拡大を推進した。
平成25年9月には、成長著しいスマートフォン広告市場において、販売機能および開発体制の効率化を図るとともに、意思決定の迅速化を図り、広告市場におけるシェア拡大を目指すことを目的とし、グループの広告事業を連結子会社アトランティス(現 Glossom株式会社)が営むアドネットワーク事業と統合する組織再編を決議した。
海外市場においては、平成25年9月現在、海外開発拠点をアメリカ、カナダ、韓国に集約し、それぞれが各エリアの市場に向けたソーシャルゲームの開発および運営を推進している。
これらに加えて、引き続き事業の選択と集中を推進し、開発体制の効率化やタイトルの絞込みなどを実施することで収益性の改善を図るほか、取締役の増員や組織整備により、経営体制の強化を図る。
また同日、平成26年6月期第1四半期に、特別損失を51億5900万円計上すると発表した。
主なる内容は、タイトル関連資産等を対象とした減損損失 43億3600万円。