電通、14年2Q決算 広告業が売上増、イージス社買収で営利減も為替差損解消で増益

株式会社電通は11月13日、2014年3月期第2四半期(2013年4月1日~2013年9月30日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :1兆0823億6000万円(前年同期比 17.5%増)
営業利益  :192億8400万円( 同 12.8%減)
経常利益  :240億4900万円( 同 21.6%増)
四半期純利益:101億3400万円( 同 8.4%増)

英国の大手広告会社イージス社を3月26日付で買収し、第1四半期連結会計期間からイージス社の業績を連結損益計算に反映。当第2四半期連結累計期間の売上高は1兆823億6000万円で前年同期比17.5%増となった。買収(イージス社の買収を含む)により生じたのれん償却額134億600万円およびその他無形固定資産償却額74億2000万円を計上していることなどから、営業利益は192億8400万円で前年比で減少したが、為替差損がなくなったことなどから、経常利益は増加。最終的に四半期純利益は101億3400万円となっている。

事業別業績は、広告業では、売上高1兆529億100万円(前年同期比18.1%増)、売上総利益2,583億3900万円(同70.5%増)、セグメント利益172億8600万円(同12.5%減)。

情報サービス業では、売上高342億9100万円(前年同期比2.9%増)、売上総利益103億8400万円(同0.9%減)、セグメント利益7億2700万円(同28.3%減)。

その他の事業では、売上高79億5400万円(前年同期比4.6%減)、売上総利益17億7700万円(同2.2%減)、セグメント利益4億2000万円(同9.0%減)となった。