ADK、13年3Q決算 売上・利益とも前年同期下回る
株式会社アサツー ディ・ケイは、平成25年12月期第3四半期決算を発表した。
<平成25年12月期第3四半期の連結業績>
(平成25年1月1日~平成25年9月30日)
売上高 :2,536億4,600万円(前年同期比2.5%減)
営業利益 : 10億7,300万円(同 49.4%減)
経常利益 : 29億8,300万円(同 19.9%減)
四半期純利益: 4億7,800万円(同 74.1%減)
生活者のメディア接触行動や購買行動、それに伴う広告主のニーズの変化を捉え、マスメディア、インターネットやモバイルといったマス・パーソナル・メディア、インストア・メディアを含むOOHメディアなど、生活者の購買接点周辺のメディアを組み合せ、広告主のコミュニケーション投資が最大の効果を生む広告投資効果(ROI)を重視したコミュニケーション・プログラムを提供するとともに、成長する新興国・中国市場やコンテンツ事業においても積極的なビジネスを展開したが、売上、売上総利益とも前年同期を下回る結果となった。
報告セグメント別の業績の詳細は、以下のとおり。
(広告業)
広告業における外部顧客への売上高は2,503億6,500万円(前年同期比2.2%減)、セグメント利益は17億58百万円(前年同期比30.6%減)だった。
売上については、国内子会社、海外子会社で増収となったが、当社単体で減収となり、総体として前年実績を下回った。利益については、単体で増益となったが、国内子会社、海外子会社で減益となり、総体として前年実績を下回った。
なお、グループの中核である当社単体の業績、業種別・区分別売上は以下のとおり。
売上高は2,201億9,000万円(前年同期比2.8%減)、売上総利益は240億3,100万円(前年同期比2.0%減)だった。また、継続して販売費及び一般管理費の抑制に努めた結果、営業利益は11億9,900万円(前年同期比5.3%増)だった。
業種別売上では金融・保険、薬品・医療用品、ファッション・アクセサリー、自動車・関連品などの業種の広告主からの出稿が増加したが、情報・通信、化粧品・トイレタリー、食品、趣味・スポーツ用品などの業種の広告主からの出稿が減少した。
区分別売上ではデジタルメディア広告、新聞広告、OOHメディア広告、マーケティング・プロモーション、雑誌広告、ラジオ広告で前年同期に比べ増収だったが、テレビ広告、制作、その他で前年同期に比べ減収だった。
単体の区分別の売上高、その構成比と前年同期増減率は以下のとおり
(その他の事業)
その他の事業である雑誌・書籍の出版・販売部門における外部顧客への売上高は32億8,000万円(前年同期比24.9%減)、セグメント損失は6億8,500万円(前年同期は4億2,600万円の損失)だった。
出版市場全体の縮小に伴い収益確保が困難である環境下、原価削減に努めたが、雑誌、一般書籍の返本増加などにより総利益率が改善せず営業損失だった。
(海外売上高)
グループの海外売上高は、すべて広告業のものであり、当第3四半期連結累計期間の売上高の8.6%(前年同期は7.9%)だった。