アドウェイズ、モバイル・PCの広告事業が好調 14年2Q決算は増収増益
株式会社アドウェイズは、平成26年3月期第2四半期決算を発表した。
<平成26年3月期第2四半期の連結業績>
(平成25年4月1日~平成25年9月30日)
売上高:144億9,000万円(前年同期比48.5%増)
営業利益:3億300万円(同 116.8%増)
経常利益:2億5,600万円(同 35.7%増)
四半期純利益:2億4,300万円(同 296.2%増)
■報告セグメント別業績
<広告事業>
モバイル向け広告は、モバイル端末利用者のフィーチャーフォンからスマートフォンへの移行の影響により、広告主のフィーチャーフォン向け広告の出稿意欲は低下している。一方でスマートフォン向け広告は、広告主の広告出稿意欲が高く、それに加え、アプリなどの広告掲載媒体数が増加していることから売上高が大幅に伸長したことにより、モバイル向け広告の売上高は66億4,509万5,000円(前年同期比24.4%増)となった。
PC向け広告は、金融関連企業を中心に取引が拡大したことにより売上高は58億5,544万8,000円(前年同期比104.6%増)となった。
この結果、広告事業の売上高は125億54万3,000円(前年同期比52.4%増)、セグメント利益は12億8,039万1,000円(前年同期比85.6%増)となった。
<アプリ・メディア事業>
平成24年3月期の上半期にリリースした「カイブツクロニクル」、「小悪魔キャバ嬢らいふ」や「煙に巻いたらさようなら。」等の既存のタイトルに続くヒット作を生み出すために自社タイトルのゲーム開発に注力してきた。しかし、有力なゲーム会社の参入等により売上高は4億3,994万1,000円(前年同期比9.4%減)となった。
今後は、自社タイトルだけでなく、大手ゲーム会社と共同でアプリ制作を行う協業事業や当社が海外の有力アプリの翻訳などを行い、日本国内に日本版の海外の有力アプリをリリースするパブリッシング事業を軸にアプリ事業の売上高安定化を図る。
メディア事業は、主に株式会社サムライ・アドウェイズにおいて行っているメディア事業において広告主数が増加したことにより、売上高は4億4,899万4,000円(前年同期比82.1%増)となった。
この結果、アプリ・メディア事業の売上高は8億8,893万6,000円(前年同期比21.4%増)となったものの、人件費等の販管費が増加したことにより、セグメント損失は2億2,051万2,000円(前年同期は6,321万2,000円の利益)となった。
<海外事業>
平成24年4月に提供を開始したスマートフォンアプリ向け広告「AppDriver」の中国版「AppDrvier China」の売上高の増加に加え、平成24年10月に設立した韓国子会社において、日系企業への韓国現地における広告出稿の営業を強化したことにより、前年同期比で売上高は増加した。一方、海外赴任者の増加に伴い営業費用が増加したため、セグメント損失は増加している。
この結果、海外事業の売上高は11億47万9,000円(前年同期比35.3%増)、セグメント損失は1億1,301万1,000円(前年同期は9,421万9,000円の損失)となった。