東京放送HD、売上微減も利益増で黒字回復 13年4~6月
株式会社東京放送ホールディングスは8月1日、2014年3月期第1四半期(2013年4月1日~2013年6月30日)の連結業績を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :856億3500万円(前年同期比 1.6%減)
営業利益 :44億0800万円( 同 8.7%増)
経常利益 :57億2200万円( 同 6.7%増)
四半期純利益:28億0200万円(前年同期 マイナス3930万円)
放送事業の売上高は529億5100万円(前年同期比1.8%減)、営業利益27億1700万円(同67.7%増)だった。株式会社TBSテレビの放送事業収入のうち、当第1四半期連結累計期間のタイム収入は208億3900万円(前年同期比7.3%減)。ネットタイムのセールスで、前年のドラマ「ブラックボード」や「2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選」、サッカー「UEFA EURO2012」といった大型の単発番組に匹敵する規模の単発番組がなかった影響で、前年実績には届かなかった。一方、スポット収入は224億8100万円(同1.0%増)。ちなみに在京5局間のスポット売上シェアは、前年同期比0.5ポイントアップの19.8%だった(推計)。
株式会社BS-TBSは、売上高34億1400万円(前年同期比7.6%増)、営業利益6億3万円(同33.2%増)。タイム収入、スポット収入、ショッピング収入いずれも好調で、売上は堅調に推移しているとのこと。
ラジオ部門では、株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズが4月に引き続き、6月の聴取率調査もトップとなり、首都圏において連続72期、12年間にわたって個人聴取率トップとなっており、第1四半期連結累計期間の売上高は、放送収入は減収だったものの、ハウジング等の関連事業収入がこれを補い27億1000万円(前年同期比4.1%増)となった。