WOWOW、有料放送収入増加で増収増益 13年4~6月
株式会社WOWOWは、平成26年3月期第1四半期決算を発表した。
<平成26年3月期第1四半期の連結業績>
(平成25年4月1日~平成25年6月30日)
売上高:173億6,500万円(前年同期比0.9%増)
営業利益:28億9,500万円(同 145.2%増)
経常利益:29億5,000万円(同 121.9%増)
四半期純利益:18億1,900万円(同 119.6%増)
有料放送収入が対前年同期比で増加し、売上高は増収となった。前年同期に大型番組の放送を行ったため、当第1四半期連結累計期間における番組費が前年同期に比べ減少したこと、広告宣伝活動への費用投下を効率的に行ったことにより、営業利益、経常利益、四半期純利益は増益となった。
各セグメントの状況は次のとおり。
<放送>
オリジナルドラマの新ジャンルへの挑戦や「WOWOWメンバーズオンデマンド」との連動を図るなど「WOWOWプライム」「WOWOWライブ」「WOWOWシネマ」の各チャンネルの編成を強化した。また、放送権を有しているものの、放送時間の都合上紹介できないコンテンツを「WOWOWメンバーズオンデマンド」で生配信するなど顧客のご要望に応えるとともに、デジタルコミュニケーションを強化した。
「WOWOWプライム」では、「CSI:ニューヨーク8」や「クリミナル・マインド7 FBI行動分析課」などの海外ドラマのほか、「連続ドラマW 震える牛」などのオリジナルドラマが好評を得た。
「WOWOWライブ」では、「全仏オープンテニス」や「ウィンブルドンテニス」などのスポーツイベントが加入獲得に大きく貢献したほか、少女時代のライブが加入獲得を牽引した。
「WOWOWシネマ」では、「海猿」シリーズ全4作品や「踊る大捜査線」シリーズ全4作品の一挙放送が好評を得た。
映画製作では、WOWOW FILMS製作参加作品「図書館戦争」「リアル~完全なる首長竜の日~」などを公開した。
また、加入・未加入を問わず、顧客にコンテンツとの出会いの場を提供する新たなサービスとしてのコミュニケーションサイト「W流 by WOWOW」を4月30日より開始した。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における放送セグメントの売上高は167億5,000万円と前年同期に比べ2億500万円(1.2%)の増収、セグメント利益は29億5,200万円と前年同期に比べ18億7,200万円(173.3%)の増益となった。
<テレマーケティング>
SNSを活用したサービス等をフックに新規顧客から受注を獲得したが、既存顧客からの受注の減少を賄うには至らず、当第1四半期連結累計期間におけるテレマーケティングセグメントの売上高は13億6,300万円と前年同期に比べ6,500万円(△4.6%)の減収となり、高付加価値サービス開発費用の増加及び通信設備の移管費用発生などにより、セグメント損失は5,600万円(前年同期は1億600万円の利益)となった。