電通とツインプラネット、アジアにおける女子向けマーケティング支援活動で協業

株式会社電通と株式会社 Twin Planetは、アジアにおける日系企業の女子向けマーケティング支援活動で協業していくことについて、合意した。

電通は 2010 年 3 月に社内横断プランニングチームである「電通ギャルラボ」を組織し、女子向けの調査や商品・サービス開発、販売促進などの支援活動を行ってきた。この活動を通じて得た知見やノウハウをアジアに向けても展開していくため、2013 年 4 月には、電通ギャルラボのアジア向けチーム「DENTSU GAL LABO ASIA(電通ギャルラボアジア)」を組織し、アジアにおける電通グループ各社との連携体制を整えるとともに、アジア 9 カ国・地域における 10 代、20 代女性のライフスタイルや消費動向、価値観や日本のカワイイ文化への関心などについて調査している。

一方、ツインプラネットは、鈴木奈々、てんちむ等 10 代女子に影響力のあるモデルが所属していることで知られ、調査から企画プロモーション、コンテンツ開発・商品開発などを独自の手法で展開。10 代女子をターゲットにした情報発信を担う“伝道師”(カリスマ女子たち)を国内だけでなくアジアにおいてもネットワーク化しており、日本の“カワイイ”文化を内外に発信することに強みを持っている。同社が日本のカワイイ文化をアジアに伝えるためにプロデュースしているカルチャーエンターテインメントショー「MARBLE COLLECTION」はそのひとつだ。

アジア各国には日本のカワイイ文化が着実に浸透し始めており、伝道師たちがアジアの女子向けに発信するメディアやブログを通した情報が、10 代女子の消費動向に影響を及ぼすようになっており、10代女子の消費パワーは非常に強く、彼女らをいかに捉えていくかが企業のマーケティング活動の成否を握るようになるとし、こうした状況を踏まえ、今後両社は、それぞれの強みを相互に生かしていく新事業として「ASIA KAWAII WAY(アジア・カワイイ・ウェイ)」を展開する。

具体的には、電通ギャルラボアジアが保有するアジア各国女子のインサイトと、ツインプラネットが持つ伝道師を連携させることで、主に美容やファッション、音楽分野などの日系企業を対象に、①アジア各国の消費をリードする 10 代女子向けマーケティングに関するコンサルティング、②売れるコンテンツや商品の開発支援、③売るための店舗開発やウェブサイトの構築支援、④10 代女子をターゲットにしたメディアやブログを通した情報発信支援、⑤売りにつなげる商品プレイスメントや商品サンプリング、⑥テストマーケティング、などのマーケティング支援業務を行っていく。