電通、市民マラソン大会と広告を融合させる「SOCIAL_MARATHON」を開発

株式会社電通と株式会社電通テックは、国内で初となる、マラソン大会において参加ランナーの通過タイムをSNS に投稿できるサービスと広告展開を融合させた新しいコミュニケーションサ―ビス「SOCIAL_MARATHONTM」を開発した。

O2O領域のサービス開発を行う電通グループ横断プランニングチーム「 _ 」(アンダ
ーバー)が中心となって開発したこのサービスは、ランナーのシューズなどに取り付けるタイム計測用の大会公式 IC チップの管理データベースを活用し、計測ポイント通過時に、自動的に通過タイムが SNS へ投稿できる仕組みになっている。SNS を通じてランナーが市民マラソンをより楽しめるよう、ランナー自身があらかじめ設定した「自分の目標タイム」と競い合うレースを SNS 上で展開でき、その様子を見た友人がリアルタイムに応援できる機能も設計されている。

協賛スポンサーのメリットとしては、このサービスを通じて SNS に投稿される通過タイムや友人からの応援メッセージなどに、応援広告を表示することができる仕組みとなっているため、市民ランナーとそのネット上の友人・知人に対してタイムリーなアプローチが可能になる。

まず第一弾として、本年 3 月に開催された「京都マラソン 2013」(主催:京都市、一般財団法人京都陸上競技協会)において、ランナーの通過タイム情報が協賛スポンサー情報と一緒に、事前に登録した SNS に自動で投稿される、マラソン×ソーシャルメディア連携型のプロモーション企画「SOCIAL_MARATHON in 京都」を展開。

実施にあたっては『ランナーズ』などスポーツ関連雑誌の発行、日本最大級のランニングポータルサイト「RUNNET」の運営、各種スポーツイベントの企画・運営などを手掛ける株式会社アールビーズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:橋本治朗)の協力のもと、同社が管理する走行データを活用し、結果的に 1 人のランナーに対して平均 50 人へのリーチ(認知獲得)と、11 人のパーティシパント(参加)を得ることができた。
参加者の反応も良好であったことから、今後、電通では、国内の主要市民マラソン大会で本サービスの導入を推進し、企業・団体に対して積極的なセールス活動を行っていくとのこと。