博報堂、クリエイティブエージェンシー「株式会社SIX」設立 野添氏が代表に

株式会社博報堂は、デジタル領域へ強みを持つ社内クリエイターたちにより、デジタル領域やマス領域などの区分をこえた次世代型クリエイティブを開発する新会社「株式会社SIX」(以下「SIX」)を設立し、6月6日より営業を開始することを発表した。

新会社「SIX」は、デジタル領域まで統合的にクリエイティブできる強みを基点に、ブランドとユーザーの新たな絆をつくる「クリエイティブエンゲージメントエージェンシー」として、既存の手法にとらわれない新しいコミュニケーションや、コンテンツ、商品・サービスの開発を行う。

「SIX」は博報堂の独立子会社という形をとリ、この領域に不可欠な柔軟性とスピードを確保、これまで以上に先進的なソリューションを得意先企業とユーザーに提供していく。今後は、博報堂グループ全体との強力な連携をはかりながら、国内外のデジタル系新興企業とのコラボレーションも視野に入れ、デジタル・クリエイティブ業界全体の活性化を目指す。

「SIX」のメンバーは、6月下旬に開かれるカンヌ国際クリエイティビティフェスティバルに参加する予定。また、本年10月には港区青山に新オフィスをオープンする。

「SIX」は、博報堂のクリエイターである野添剛士(代表取締役社長)、大八木翼、本山敬一、坪井卓、齊藤迅、日野貴行の6名と、ビジネスプロデューサーとで発足。
各メンバーは、世界最大の広告賞「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」などの国内外広告賞のデジタル関連部門において、数多くの受賞歴を有している。

博報堂グループは近年、「Gunn Report 2012」のエージェンシーランキング1位の獲得や、アジア太平洋広告祭での「インタラクティブ・エージェンシー・オブ・ザ・イヤー」を2年連続受賞するなど、デジタル領域で活躍するエージェンシーとして、国際的に高い評価を受けている。