ADKと米Stipple、アジア地域での戦略的ビジネスパートナーシップ契約を締結
株式会社アサツー ディ・ケイ(ADK)は6月4日、米Stipple社と、日本含むアジア地域での戦略的なビジネスパートナーシップ契約を5月31日に締結したことを公表した。
Stipple社は米国サンフランシスコに拠点を置くベンチャー企業で、インターネット上で使用する画像に多様な情報を付加することが出来るサービス「Stipple」を展開している。「Stipple」は、画像に様々な情報を埋め込むことで(インテリジェント化)、そこにカーソルを合わせるだけで多様な情報を提供できるものとなっている。付加できる情報は多岐にわたり、テキストや画像、動画へのリンクの他、画像内に登場する商品のEコマースサイト情報なども埋め込むことが可能。ソーシャルメディア上で完結するEコマース、通称In Line Commerce分野においても非常に高い期待を持たれているという。日本では本契約に先んじて、昨年11月に公開された映画『のぼうの城』でのプロモーションで活用された。
同社はこれまでに、Floodgate、Relevance Capital、Kleiner Perkins Caufield & Byersなどから計900万ドルの投資を受け、「Stipple」の開発を進めている。今後、本契約に基づいてADKは、新たなインターネット広告の指標であるエンゲージメント単位での成果報酬型の広告や、広告手法の新潮流とされるNative Advertisingの流れを汲んだ広告・PRサービスの開発、そしてEコマース事業向けの各種サービス開発など、デジタル領域のサービス拡充に取り組んでいく計画だ。