電通、オランダのソーシャルメディア・エージェンシー買収
株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、同社傘下のイージス・メディアを通して、オランダの有力なソーシャルメディア・エージェンシーである「Social Embassy」(以下ソーシャル・エンバシー社)を 100%買収したと発表した。
アムステルダムに本拠地を置くソーシャル・エンバシー社は 2008 年設立のベンチャー企業ではあるものの、すでに複数のグローバル企業を相手に専門的なサービスを提供しており、同国におけるソーシャルメディア領域のリーディングカンパニーへと成長している。
本件買収の狙いは、ソーシャルメディアに関するコンサルティングやコミュニティー管理、また広告展開に強みを持つソーシャル・エンバシー社をグループ内に収め、同時にイージス・メディア傘下のグローバル・ネットワーク・ブランドである Isobar(アイソバー)の同国におけるソーシャルチームと連携させることで、クライアント向けに提供するサービスの幅を広げ、収益を拡大していくことにある。
オランダ市場における当社グループは、傘下のイージス・メディアを通してすでにデジタルメディアの事業では強いポジションを確立。
今後は、デジタル領域における統合力やスケールメリットを生かしたキャンペーン展開などに注力していくことで、同国における当社グループの競争優位性をさらに高める狙い。
【ソーシャル・エンバシー社の概要】
社名:ソーシャル・エンバシー社(SocialEmbassyB.V.)
本社所在地:オランダ・アムステルダム市
設立:2008年
資本金:40,000ユーロ
売上総利益:2,515,000ユーロ(約3.2億円)※2012年度実績
主要経営陣:創業者Steven Jongeneel
社長Vivian Opsteegh
共同創業者Nielsvander Velden
従業員数:30名
事業内容:ソーシャルメディアのコンサルティング/コミュニティー管理/広告事業