中広、フリーマガジンなど好調で営業利益24%増 13年3月期
株式会社中広は、平成25年3月期決算を発表した。
<平成25年3月期の業績>
(平成24年4月1日~平成25年3月31日)
売上高:51億400万円(前年同期比12.5%増)
営業利益:3億300万円(同 24.0%増)
経常利益:3億300万円(同 22.9%増)
当期純利益:1億3,500万円(同 6.0%減)
地盤である東海エリアにおける知名度及び信用力の向上を図るため、平成24年12月5日付で、名古屋証券取引所市場第二部に上場を果たした。
業績面では、フリーマガジン『地域みっちゃく生活情報誌』を、当第2四半期に6誌、当第3四半期に3誌、当第4四半期に1誌、合計10誌を創刊した。
セグメント別の業績は、次のとおり。
<メディア事業>
当期は、フリーマガジン『地域みっちゃく生活情報誌』を10誌創刊した。また、フリーマガジン『地域みっちゃく生活情報誌』の全国展開への取り組みとして、VC契約による発行を推進し、当期に7社と契約した。
平成25年3月末現在、同社が発行するフリーマガジンは40誌、発行部数は245万部となり、VC契約による発行7誌を加えると合計47誌、総発行部数292万部となった。県別の状況は愛知県102万部、岐阜県69万部、三重県48万部、滋賀県32万部、兵庫県12万部、鳥取県6万部、和歌山県6万部、福岡県5万部、福井県3万部、山梨県3万部、山形県3万部、11県で発行となっている。
地域みっちゃく生活情報総合ポータルサイト『フリモ』(furimo.jp)の会員数は7万7,553名、掲載店舗数は1万5,300件となっている。
イベント・セミナー部門では、前期は年間562案件のイベントやセミナー等を手掛けた
が、当期は441案件と受注を減らしたこと等から、前年同期比で10.3%減となった。
通信販売部門では、当期に開設した家具販売専門サイト『わくわく家具』(http://www.rakuten.ne.jp/gold/waku-kagu/)が順調に受注を伸ばし、前年同期比で5.6%増となった。
これらの結果、メディア事業の売上高は30億1,377万1,000円(前年同期比14.8%増)となった。
<広告SP事業>
フリーマガジンを発行するエリアにある拠点においては、フリーマガジンを切り口にしたセールスプロモーションを企画提案すること等により順調に受注を伸ばし、前年同期比で岐阜支社6.9%増、名古屋支社18.9%増、三重支社16.4%増となった。
しかし、フリーマガジンの発行エリア外にある東京支社の受注については、既存クライアントからの受注が減少したこと等もあり、前年同期比6.1%減となった。
これらの結果、広告SP事業の売上高は20億9,033万6,000円(前年同期比9.3%増)となった。