AOI Pro.、売上18%増も社名変更など費用支出で54%減益 13年3月期

株式会社AOI Pro.は、平成25年3月期決算を発表した。

<平成25年3月期の連結業績>
(平成24年4月1日~平成25年3月31日)
売上高:255億6,800万円(前年同期比18.0%増)
営業利益:13億8,100万円(同 7.9%減)
経常利益:13億8,300万円(同 4.9%減)
当期純利益:3億1,000万円(同 54.0%減)

セグメント別の業績は、次のとおり。

<広告制作事業>
広告需要は緩慢な動きとなったが、グループ全体をあげた営業体制強化、中期経営計画に基づくデジタル部門の強化及びアジアを中心とするグローバル展開等、新たな取組みの相乗効果等により、当連結会計年度の広告制作事業の売上高は240億7,100万円(前連結会計年度比119.5%)となった。一方で、セグメント利益は、当社の制作原価率が大型作品の受注等により上昇したことに加え、社名変更、創立50周年記念に伴う一時的費用及び上記のような新たな取組みに伴う先行的費用等の支出もあり、16億6,200万円(前連結会計年度比95.2%)となった。

<写真スタジオ事業>
東京ミッドタウン店が認知度アップ等による売上高増加により黒字化したが、全体としては引き続き創業赤字の状態であり、当連結会計年度の売上高は6,100万円(前連結会計年度比134.3%)、セグメント損失は4,000万円(前連結会計年度は7,800万円のセグメント損失)となった。

<メディア関連事業>
平成23年4月、ゴルフに係る出版・広告・オンライン事業を行う株式会社パーゴルフを子会社化し、当社グループとして初めて「メディア」を保有することになった。前連結会計年度は事業開始年度であったため、売上高を直接減少させる原因となる当社グループが負担すべき返品がなかったが、前連結会計年度発行分の返品を計上しているため、広告需要の回復により広告売上は増加しているものの、当連結会計年度の売上高は14億3,500万円(前連結会計年度比97.1%)となった。また、オンライン事業立上げに係る先行投資もあり、セグメント損失は2億3,800万円(前連結会計年度は2億1,100万円の損失)となった