博報堂DYHD、営業利益が過去最高に 13年3月期
株式会社博報堂DYホールディングスは5月9日、2013年3月期(2012年4月1日~2013年3月31日)の決算を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :1兆454億3100万円(前年同期比 6.9%増)
営業利益 :263億1900万円( 同 32.8%増)
経常利益 :280億1000万円( 同 27.6%増)
当期純利益 :128億9400万円( 同 49.9%増)
中期基本戦略である「次世代型の統合マーケティング・ソリューションの実践
を通じて、企業のマーケティング活動全体の最適化を実現する責任あるパートナーとなる」ことをベースに、「インターネット」「マーケティング/プロモーション」「グローバル」の3つの領域を重点戦略領域と定め、積極的な事業展開を継続。この結果、売上高は1兆454億3100万円(前年同期比6.9%増加)と増収となった。
当連結会計年度の売上高を種目別に見ると、4マスメディアでは、スポットを中心にテレビの出稿が前年同期を大きく上回り、4マスメディア取引合計は前年同期を4.7%上回る結果となった。また、4マスメディア以外は、マーケティング/プロモーションやインターネットメディアを中心にすべての種目で伸び、4マスメディア以外取引合計は前年同期を10.6%上回った。
売上総利益に関しては、グループ全体での収益性向上のための様々な取り組みを継続したことにより、1,759億6400万円(同9.5%増加)となった。販売費及び一般管理費は、新規連結会社の損益取り込みの影響などはあったが、費用の効率化や集中化に努め、前期に比べ6.2%の増加と、売上総利益の伸び率を下回った。その結果、営業利益は263億1900万円(同32.8%増加)、経常利益は280億1000万円(同27.6%増加)と、いずれも増益となった。営業利益は平成20年3月期の250億700万円を上回る過去最高益となった。