電通、アジア地域でCSR専門コンサルファーム「CSR アジア」と業務提携
株式会社電通は、企業の社会的責任(CSR)領域における事業を拡大するため、このたび、アジア地域における CSR 専門のコンサルティングファーム「CSR アジア」(本社:香港、代表:リチャード・ウェルフォード)と業務提携することで合意した。
同社はこれまでも、日本のクライアント企業に対して CSR に関するコンサルティング、CSR活動の提案・実施を行っていたが、、日本企業のアジア進出や事業拡大に伴う CSR コンサルティングサービスへのニーズの高まりに応えるため、アジア地域において最大級のネットワークと知見を持ち、CSR に関する専門的な情報発信や企業の担当者向けトレーニングなどを手掛けている「CSR アジア」と業務提携を結ぶこととなった。
今回の提携により同社は、日本国内で手掛けてきた CSR 関連のコンサルティング事業や人材育成プログラムをアジア地域においても展開する。また、CSR アジアが持つ「CSR アジア・ストラテジック・パートナー・プログラム」※1を日本企業に対して独占的に販売する権利を取得することで、アジア進出や事業拡大を企図するクライアントに対して、CSR 領域の包括的なサービスを提供することが可能になる。
今後、電通と CSR アジアは共同で CSR コンサルティングサービスを提供することにとどまらず、サプライチェーン・マネジメントおよび CSV ※2に関する包括的なサービスも展開していく。
※1 CSRアジア・ストラテジック・パートナー・プログラム
企業や団体の CSRに関する能力向上を支援する会員プログラム。会員になると、CSRに関する最新情報やケーススタディー情報などにアクセスできるほか、会員各社との情報交換の場に参加する機会が得られる。
※2 CSV(Creating Shared Value)
ハーバード・ビジネススクールのマイケル・E・ポーター教授が提唱した経営コンセプト。「共通価値の創造」または「共益の創造」と訳される。企業の利益と社会的な課題の解決、競争力の強化を並立させることで、企業はもちろんのこと社会にも価値を生み出そうというもの。