ADK、2012年12月期決算発表 売上高は前年同期比でプラス維持
株式会社アサツー ディ・ケイは、平成24年12月期 決算短信を発表した。
<平成24年12月期第1四半期の連結業績>
(平成24年1月1日~平成24年3月31日)
売上高:3,508億2200万円(前年同期比1.1%増)
営業利益:31億7500万円(同 17.6%減)
経常利益:53億1400万円(同 5.6%減)
四半期純利益:27億8100万円(同 21.3%増)
広告主のコミュニケーション投資効果(ROI)の最大化を重視したコミュニケーション・プログラムを提供するとともに、新興国・中国市場やコンテンツ事業においても積極的なビジネスを展開し、売上面ではほぼ前年並みの実績だった。利益面では引き続き売上原価の厳格な管理、販売費及び一般管理費の節減に取り組んだが、前年を下回る結果となった。
広告業における外部顧客への売上高は3,441億3500万円(前年同期比1.2%増)、セグメント利益は35億8700万円(前年同期比7.0%減)だった。売上高については、当社単体、国内子会社、海外子会社とも増収だった。利益については、海外子会社は増益だったが、当社単体、国内子会社は減益となった。
なお、グループの中核であるADK単体の業績、区分別・業種別売上は以下のとおり。
売上高は3,034億2200万円(前年同期比0.5%増)、売上総利益は328億1200万円(前年同期比1.0%減)だった。引き続き販売費及び一般管理費の圧縮に努めたが、固定費の割合が大きいことから減益が響き、営業利益は13億4100万円(前年同期比22.6%減)だった
区分別売上では雑誌広告、新聞広告、デジタルメディア広告、OOHメディア広告、マーケティング・プロモーションが前年同期に比べ増収となり、他の区分は減収となった。業種別売上では流通・小売業、教育・医療サービス・宗教、飲料・嗜好品などの業種の広告主からの出稿が増加したが、金融・保険、情報・通信、化粧品・トイレタリーなどの業種の広告主からの出稿が減少した。