電通とオプト、業務提携の内容見直しメディアバイイングの集約を解消へ

株式会社オプトは1月31日、株式会社電通との業務提携内容を変更することを発表した。
両社は、2007年12月20日付で資本・業務提携を発表。2007年12月には関係強化を図るなどして、インターネット広告関連の事業領域において業務提携し、メディアバイイングの集約を行ってきた。
具体的には、オプトが電通へ従業員を出向させ、電通のナショナル・クライアントに対するインターネット広告提案のサポートを実施。また、オプトが電通におけるインタラクティブメディアの主たるバイイング先となっていた。またモバイル広告においては、オプトの主たるバイイング先を電通としていた。
しかし昨今、従来型の広告枠商品とは異なる、アドネットワークやアドエクスチェンジの拡大、運用型ディスプレイ広告の拡大、スマート・デバイスの普及などにともない、両社のメディアバイイングを集約して行うのではなく、それぞれが市場環境の変化やクライアント・ニーズに応じて、迅速なバイイングや運用の体制をとるべきと判断し、今回の見直しに至ったという。
これを受け、バイイング先を見直し、両社の役割を終了する。なお、両社の強みを活かして広告主への営業協業を行い、受注後の共同オペレーションを行っている案件に関しては、引き続き電通からオプトに一部メディアバイイングを発注するとともに、役割分担しながら広告主に対するサービスを継続する。
また電通との協業推進のため、オプトは電通へ従業員の出向を行っているが、2014年3月末までを目処に両社それぞれの成長分野に対する人員配置等、体制の再構築を行う予定。