乃村工藝社の3Q決算、前年同期から黒字転換
株式会社乃村工藝社は、平成25年2月期第3四半期決算を発表した。
<平成25年2月期第3四半期の連結業績>
(平成24年2月16日~平成24年11月15日)
売上高:669億8,700万円(前年同期比14.8%増)
営業利益:11億6,500万円(前年同期は2億700万円の損失)
経常利益:12億6,800万円(同 1億5,000万円の損失)
四半期純利益:5億3,300万円(同 3億3,100万円の損失)
市場の変化への対応力を強化するなど、経営目標である「選ばれるノムラ」の実現に向け事業活動を展開した。
セグメントの状況は、次のとおり。
<ディスプレイ事業>
商業施設分野では、都内において大型商業施設の開業が相次ぎ、国内外のアパレル関連の店舗内装を数多く手がけたほか、新たに開通した高速道路のサービスエリアの環境演出を手掛けた。また、広報・販売促進市場分野では、新装・改装など、堅調に推移した住宅関連企業のショールームのほか、「CEATEC JAPAN 2012」や「東京ゲームショウ2012」などの大型展示会のブース制作を手掛けた。この他、博物館・美術館市場では、文化・学術関連施設の展示制作、指定管理者制度(注)にもとづく施設運営を含めた全国の文化施設等の管理・運営業務にあたった。
この結果、ディスプレイ事業の売上高は653億1,900万円(前年同期比14.7%増)となった。利益面につきましては、売上高の増加に加え原価率の改善に努め、営業利益は9億6200万円(前年同期は営業損失3億2900万円)となった。
<不動産事業>
所有する不動産における賃料収入などにより、売上高は3億4,900万円(前年同期比0.7%減)、営業利益は1億800万円(前年同期比8.2%減)となった。
<飲食・物販事業>
2012年5月、商業施設「東京ソラマチ」に東京下町雑貨「がっちゃら屋」(東京都墨田区)を新規開業したほか、「Zakka&Cafe TRANSFER」(東京都港区)などの既存飲食・物販店の運営を手掛け、売上高は13億1,800万円(前年同期比23.5%増)、営業利益は1億6,800万円(前年同期比109.9%増)となった。