電通、環境対策に関する情報開示度「CDP2012」で広告会社の世界一に
株式会社電通は、カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)が公表した、世界の大手企業の地球温暖化対策や温室効果ガス排出量の開示について評価する「CDP 2012」において、世界の広告会社として第1位の成績だったことを発表した。83ポイント(満点は100ポイント)という高いディスクロージャースコアを獲得し、トップの成績を収めたとのこと。
ディスクロージャースコアは、気候変動関連のリスクと機会への理解、開示の広さ、頻度、妥当性、またそのデータについて第三者機関による検証を受けているかが判断基準とされている。CDPの調査結果は、企業の低炭素社会への対応力を評価する世界共通の格付指標として投資家からも高い関心を集めているとのこと。
電通では、社長を議長とする「環境戦略会議」を設置し、環境問題に対して積極的に取り組んでいた。2012年度は83ポイントと前年度の74ポイントを上回る高いスコアを獲得し、世界の広告会社のなかでトップとなった。なお、上位の広告会社のスコアは、WPPグループが81ポイント、イージスグループが79ポイント、オムニコムグループが55ポイントとなっている。