2012年度上半期 店頭広告キャンペーンは増加傾向 森永製菓が実施数トップに
店頭広告キャンペーン専門会社の株式会社パルディアは2012年度上半期(2012年4月1日~2012年9月30日)店頭広告キャンペーン実施形態調査を発表した。
調査手法は、同社が保有する店頭広告キャンペーンデータベースのキャン索(http://www.cam-saku.com/)からデータを抽出して集計を実施した結果となっている。
キャン索は2008年度以降の日本国内の店頭広告キャンペーンデータを約3万5,000件収録するデータベースで、2010年7月からはキャンペーン情報を一部無料で公開している。
調査の結果によると、2012年度上半期の店頭広告キャンペーンの数は、東日本大震災のあった2011年度上半期と比較し約180%へ大幅アップ。2012年度上半期を対象とした調査結果ではキャンペーンの総件数は5,353件であり、2011年度上半期の総件数2,970件から約180%に増加した。
キャンペーン数増加の背景には、
・2011年度上半期は東日本大震災の影響を受け、キャンペーン数が激減したこと
・この2年間で流通企業のプライベートブランドが台頭。
ナショナルメーカーが自社商品の売り場を確保するために流通企業とのタイアップキャンペーンを強化していること
・東日本大震災以降、流通企業が再来店いただくことを目的とするキャンペーンを実施していること
などが考えられると発表。
2012年度上半期の店頭広告キャンペーン実施件数ランキングは、森永製菓株式会社がトップ。今回の調査で1位となったのは森永製菓株式会社で、キャンペーン実施件数は322件。森永製菓株式会社は2011年度の1年間を対象とした調査結果では首位を明け渡したものの、2011年度上半期の調査結果以来の首位となる。
2位はアサヒビール株式会社で249件、3位はサントリービア&スピリッツで237件の結果となった。