電通アジア、ディック・ファンモットマン氏が会長兼CEOに就任
株式会社電通は10月15日、海外事業統括組織「電通ネットワーク」が管轄するアセアン・オセアニア地域の事業統括会社である「電通アジア」(電通100%子会社)の会長兼CEO(最高経営責任者)に、ディック・ファンモットマン氏(Mr. Dick van Motman)が就任したことを発表した。アセアン・オセアニア地域におけるマネジメントの強化、戦略クライアントとの関係強化、リージョナルおよびローカルにおける新たなクライアントの開拓が狙い。
ファンモットマン氏は、オグルヴィ・アンド・メイザー、ダーシー・マシウス・ベントン・アンド・ボウルズ、レオ・バーネット・ワールドワイドなどの世界を代表する複数の広告会社で延べ20年以上勤務。2005年以降は経営トップとして活躍し、直近ではグレイターチャイナの社長兼CEOを務めていた。
電通は今回の人事について「彼のこれまでの経験を生かしたグループ各社のサービスの質的向上、レピュテーションの向上、プロフェッショナル人材の採用・育成、電通DNAの浸透、コンプライアンス活動の強化など包括的なリーダーシップの発揮も意図している」としている。