クックパッドの1Q決算、売上高11億で前年比30%増
クックパッド株式会社は、平成25年4月期第1四半期決算を発表した。
<平成25年4月期第1四半期の業績>
(平成24年5月1日~平成24年7月31日)
売上高:11億300万円(前年同期比30.6%増)
営業利益:5億6,300万円(同 45.8%増)
経常利益:5億5,200万円(同 53.5%増)
四半期純利益:3億4,200万円(同 69.9%増)
2012年7月のクックパッドの月間利用者数は、PCからの利用が1,269万人、モバイルからの利用(スマートフォン向けブラウザ、同アプリ、携帯版サービス「モバれぴ」の合計)が1,342万人となった。モバイルからの利用のなかでも、特にスマートフォン向けブラウザからの利用者数が順調に増加しており、531万人(前年同月比4.2倍)となった。今後もスマートフォンの一層の普及がクックパッドのユーザー数増加の後押しになると考えられている。
また、レシピ数も堅調に増加しており、2012年7月末には累計レシピ数が127万品を超えた。2012年4月の日経産業地域研究所の調査結果によると、「現在最もよく使っているレシピ専用サイトは」の質問に対し78%の回答が「クックパッド」となり、日本最大のレシピサイトとして不動の地位を確立しつつあるという。
さらに2012年7月には、野菜の定期宅配事業「やさい便」を全国展開している。
事業別の状況は以下のとおり。
<会員事業>
売上高は、6億8,100万円(前年同期比25.7%増)となった。スマートフォン利用者数の増加に牽引され、スマートフォンからのプレミアムサービス入会者数が順調に増加しており、2012年7月末のプレミアム会員数は80万人を超えた。
<広告事業>
売上高は、4億2,000万円(前年同期比39.2%増)となった。震災の影響を受けた前年同期比では大きく伸長する結果となり、ネットワーク広告の提供も拡大した。今後はサイトリニューアル後の表現力の大きな広告パネルを活かし、広く商品認知を提供するリーチ型の広告商品に注力して事業を成長させていく。