RKB毎日放送 1Qは営業利益108%増 テレビ、ラジオ共に収入増
RKB毎日放送株式会社は、平成25年3月期第1四半期決算を発表した。
<平成25年3月期第1四半期の連結業績>
(平成24年4月1日~平成24年6月30日)
売上高:57億8,000万円(前年同期比6.8%増)
営業利益:3億5,200万円(同 108.7%増)
経常利益:3億8,600万円(同 70.9%増)
四半期純利益:2億3,200万円(同 70.8%増)
セグメント別の状況は次のとおり。
<放送事業>
放送事業は、収入42億1,300万円(前年同期比 8.7%増)、営業利益2億5,800万円(前年同期比 70.2%増)となった。
テレビ部門は、収入37億3,200万円(前年同期比 8.8%増)となった。タイム収入は0.8%増と前年並みだったが、スポット収入は前年度震災の影響により大きく落ち込んだ反動やエコカー補助金等など政府の経済支援策の効果もあり、10.8%増となった。業種別では、化粧品・洗剤、卸売・小売などが落ち込んだものの、輸送機器、食品、通信・放送などが伸びた。
ラジオ部門は、収入4億8,000万円(前年同期比 8.4%増)となった。積極的な営業活動の結果、スポット収入は6.8%増、タイム収入もショッピング番組等の増加により11.1%増となった。
<システム関連事業>
システム関連事業は、収入8億1,500万円(前年同期比 6.5%減)、営業損失5,700万円(前年同期は営業損失8400万円)となった。
ソフトウェア開発業界では業界内の競争が一層の厳しさを増す中、自治体向けソフトウェア開発の受注が減少し、減収となった。利益面では、開発経費等のコスト管理を徹底したことにより営業損失が縮小した。
<不動産事業>
不動産事業は、収入3億4,200万円(前年同期比 0.6%減)、営業利益1億8,900万円(前年同期比 1.7%増)で前年並みとなった。
<その他事業>
その他事業は、収入7億5,800万円(前年同期比 26.5%増)、営業損失3,600万円(前年同期は営業損失7,800万円)となった。
催事部門では、「輝ける皇妃エリザベート展」などを開催したほか、「マイケル・サンデル教授 in 福岡 若者の希望と幸せの創造」を企画制作した。また、コンテンツ部門では、データ放送サービス「よんday」、ライツ部門でも映画の出資に対する分配金の増加により、すべての部門で増収となり、利益面でも営業損失が縮小した。