博報堂DYHDの1Q決算、全媒体の売上高が前々年同期を上回る結果に
株式会社博報堂DYホールディングスは、平成25年3月期第1四半期決算を発表した。
<平成25年3月期第1四半期の連結業績>
(平成24年4月1日~平成24年6月30日)
売上高:2,474億7.900万円(前年同期比24.2%増)
営業利益:41億9,400万円(前年同期は27億4,500万円の損失)
経常利益:49億2,100万円(前年同期は19億1,100万円の損失)
四半期純利益:21億5,900万円(前年同期は36億6,600万円の損失)
中期基本戦略である「次世代型の統合マーケティング・ソリューションの実践を通じて、企業のマーケティング活動全体の最適化を実現する責任あるパートナーとなる」ことをベースに、「インターネット」「マーケティング/プロモーション」「グローバル」の3つの領域を重点戦略領域と定め、積極的な事業展開を継続した。この結果、売上高は増収となった。
売上高を種目別に見ると、すべての種目において前年同期を上回る結果となった。4マスメディアでは、新聞、雑誌、ラジオの回復に加え、前年同期に震災の影響で大幅に減少したテレビスポットの出稿が好調に推移して前年同期を大きく上回り、4マスメディア取引合計は前年同期だけでなく、前々年同期を上回る結果となった。また、4マスメディア以外は、インターネットメディアなどすべての種目で伸びたが、中でもマーケティング/プロモーションは、前年同期の震災影響からの回復に加え、新規連結子会社の寄与等があり前年同期を大きく上回った。その結果、4マスメディア以外取引合計も前年同期だけでなく、前々年同期を上回る結果となった。
一方、売上高を得意先業種別に見ると、多くの業種で前年同期を上回っているが、売上構成比の高い「自動車・関連品」「飲料・嗜好品」や「情報・通信」等が大幅に増加している。
売上総利益に関しては、グループ全体での収益性向上のための様々な取り組みを継続したことにより、395億5,200万円(同28.1%増加)となった。販売費及び一般管理費は、新規連結会社の損益取り込みの影響等もあり前期に比べ微増となったが、営業利益と経常利益はともに大幅な増益となった。
これに特別利益の6,500万円(同36.7%減少)及び特別損失の1億3,600万円(同92.5%減少)を加味した税金等調整前四半期純利益は48億5,000万円(前年同期は36億2,400万円の損失)となり、税金等を控除した四半期純利益も増益となった。