テレビ朝日、1Q決算 営業利益81%増 タイム・スポット収入増

株式会社テレビ朝日は、平成25年3月期第1四半期決算を発表した。

<平成25年3月期第1四半期の連結業績>
売上高:639億1,900万円(前年同期比 11.5%増)
営業利益:51億5,600万円(同 81.1%増)
経常利益:59億4,200万円(同 57.1%増)
四半期純利益:33億3,000万円(同 52.8%増)

タイム収入は、テレビ広告市場の顕著な回復に合わせて、安定的な広告枠の確保を図る動きが見られた。レギュラー番組のセールスでは、4月改編において「シルシルミシルさんデー」「関ジャニの仕分け∞」など、レギュラー番組の好調な視聴率を背景として単価の上昇を図った結果、前年同期に比べ増収となった。また、単発番組についても、「世界フィギュアスケート国別対抗戦2012」や、当社が地上波独占放送権を所有する「2014FIFAワールドカップブラジルアジア地区最終予選」などのサッカー日本代表戦のセールスにより、増収となった。以上の結果、タイム収入合計は222億100万円(前年同期比+9.3%)となった。

スポット収入は、前年同期は東日本大震災の影響により広告活動が停滞していた「食品」「輸送機器」「金融・保険」をはじめとする各アドバタイザーが、積極的にスポット出稿を行ったことや、顕著に伸び続けているスマートフォン・タブレット需要および円高に伴う海外旅行需要などを背景として、好調に推移した。全16業種中、当社の売上に占める割合が特に高い「食品」「サービス・娯楽」「輸送機器」を含む9業種が前年同期を上回る伸びとなった。以上の結果、スポット収入は249億1,600万円(同+21.6%)となった。

また、番組販売収入は33億900万円(同+5.1%)、その他収入は62億円(同+27.3%)となった。
以上の結果、テレビ放送事業の売上高は566億2,700万円(同+16.0%)、営業費用は524億2,600万円(同+11.2%)となった結果、営業利益は42億100万円(同+147.3%)となった。