乃村工藝社、平成25年2月期1Qは売上高12.3%増 前年同期よりも収支を改善

株式会社乃村工藝社は、平成25年2月期第1四半期決算を発表した。

<平成25年2月期第1四半期の連結業績>
(平成24年2月16日~平成24年5月15日)
売上高:227億1,200万円(前年同期比12.3%増)
営業利益:▲2,600万円(前年同期は1億5,800万円の損益)
経常利益:300万円(前年同期は1億5,700万円の損益)
四半期純利益:▲1億6,300万円(前年同期は3億1,100万円の損益)

市場の変化への対応力を強化するなど、経営目標である「選ばれるノムラ」の実現に向け事業活動を展開した。また、利益面においては、受注競争激化の影響を受けたものの売上高の増加にともない、前年同期より収支が改善した。

セグメントの状況は、次のとおり。

<ディスプレイ事業>
都内において大型商業施設の開業が相次いだほか、新たに開通した高速道路のサービスエリアなど、店舗内装や環境演出を数多く手掛けた。また、前年同期には大型文化施設の売上を計上した博物館・美術館市場では、指定管理者制度にもとづく施設運営を含め、全国の文化施設等の管理・運営業務を多数手掛けた。
この結果、ディスプレイ事業の売上高は223億2,900万円(前年同期比12.5%増)となった。利益面については、受注競争激化等の影響を受けたものの、売上高の増加に加え販売費および一般管理費の抑制に努め、営業損失4,500万円(前年同期は営業損失1億7,100万円)となった。

<不動産事業>
所有する不動産における賃料収入などにより、売上高は1億1,300万円(前年同期比5.8%減)、営業利益は3,800万円(前年同期比12.3%減)となった。

<飲食・物販事業>
本年4月、浅草寺の雷門前に東京スカイツリーを見渡せるカフェ「みはらしや」(東京都台東区)を新規開業したほか、「江戸東京博物館ミュージアムショップ」(東京都墨田区)などの既存飲食・物販店の運営業務を手掛け、売上高は2億7,000万円(前年同期比9.7%増)、営業利益は100万円(前年同期は営業損失1,100万円)となった。