電通、書店店頭でのプロモを可能にするARアプリ「ミル+(ミルタス)」本格稼働
株式会社電通は6月6日、書店の活性化に繋げる新しいARアプリサービス「ミル+」(ミルタス)を発表した。同サービスを書籍プロモーションに活用するため、株式会社WAVE出版と共同で準備を進めていたが、6月29日から本格稼働を開始する。
「ミルタス」は、スマートフォンのカメラ機能を利用したARアプリ。書籍の表紙を撮影すると、自動的に指定されたWebサイトに接続し、当該書籍の出版社が提供する画像や音声をスマートフォンの画面上で再生することができる。
出版社4社(WAVE出版、サンマーク出版、大和書房、フォレスト出版)と有隣堂3店舗と三省堂本店の協力を得て、本年5月7日から新刊書籍8冊で先行実験を実施。その結果、店頭への集客策や書籍の販促活動の一助となるほか、SNSとの連動で出版社と読者に新しい関係性が生まれるといった複数のプラス効果がみられたとのこと。
今回電通は、ミルタスを本格稼働させるために、先行実験に携わった出版社4社とともに「ミル+推進協議会」も立ち上げる。今後はこの協議会を中心に、電通が事務局機能を担い、より多くの出版社や書店に参加を呼び掛けながら、ミルタスの普及促進を図っていく計画だ。