電通、カナダの広告会社「ボス社」を買収 電通カナダと統合へ

株式会社電通は6月1日、主にカナダ仏語圏をカバーしている広告会社「ボス社(Bos:Beauchesne, Ostiguy et Simard Inc.)」を100%買収することで、ボス社と合意したことを発表した。海外事業統括組織「電通ネットワーク (DN)」傘下の「電通カナダ」に吸収合併する。
電通グループは、電通カナダをベースに、同国英語圏の大都市であるトロントなどでビジネスを展開していたが、仏語圏対応能力を強化するのが狙い。カナダは現在世界第9位の広告市場となっており、カナダ全土におけるサービス体制の一層の強化を図る。
新会社は「電通ボス社(DentsuBos)」として営業活動を開始するとともに、DN傘下の電通イノベーション・インタラクティブ社、ファーストボーン社、ステーキグループ社などとも連携し、同領域を含むフルサービス・エージェンシーとしてビジネスの拡大を目指す。
ボス社は1988年設立。2011年実績での売上総利益は2,300万カナダドル(約18.4憶円)。従業員数は130名。