アキナジスタ、平成24年3月期決算 売上高6億8,400万円で前期比25.5%減 純利益マイナス 5,800万円

アキナジスタ株式会社は、平成24年3月期決算を発表した。

<平成24年3月期の業績>
(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
売上高:6億8,400万円(前期比25.5%減)
営業利益:▲5,600万円(前期は▲9,500万円)
経常利益:▲5,700万円(前期は▲1億900万円)
当期純利益:▲5,800万円(前期は▲1億300万円)

事業の選択と集中と高成長分野への進出をさらに進め、収益改善を行うべく邁進した。その結果、スマートフォン広告の拡大による改善はあったものの、競合過多による広告代理事業の売上減少が大きく、売上高は減収になった。利益面では、前記売上減少の影響が大きく、大幅な損失を計上することとなった。しかしながら四半期損失においては自社メディア事業における不採算事業の撤退、固定費の削減等により、当事業年度第2四半期を底に改善を続けており、前事業年度より損失の幅は大幅に改善した。

事業別の概況は次のとおり

<アドネットワーク事業>
成長性の高いスマートフォン分野(MAIST for Smartphone)に経営資源を集中し拡大させるべく努めた。しかしながら、アフィリエイト広告の需要減少の影響や、「MAIST for Smartphone」の拡大が想定を下回った結果、売上高は4億3,441万4,000円(前年同期比2.0%増)にとどまったが、セグメント利益はモバイルアドネットワークの規模拡大が及び、アフィリエイトの経費削減効果等により2,010万4,000円(前年同期比4,174万6,000円利益増)と大幅な改善となった。

<広告代理事業>
モバイル広告需要の減少が著しく、当事業年度に開始したスマートフォン向けアプリケーションCMS「Apps(アップス)」の投資負担により、売上高は2億4,689万7,000円(前年同期比42.0%減)、セグメント損失(営業損失)は1,004万4,000円(前年同期比4,691万5,000円利益減)となった。

<自社メディア事業>
事業の選択と集中を目指しSAP(ソーシャルアプリプロバイダー)の撤退を行ったことにより、売上高は316万6,000円(前年同期比95.3%減)、セグメント損失(営業損失)は
284万2,000円(前年同期比3,881万7,000円損失減)と大幅に縮小している。