インサイト、平成24年6月期第3四半期 売上高12億4,800万円、純利益は3,000万円
株式会社インサイトは、平成24年6月期第3四半期決算を発表した。
<平成24年6月期第3四半期の連結業績>
(平成23年7月1日~平成24年3月31日)
売上高:12億4,800万円
営業利益:4,700万円
経常利益:6,100万円
四半期純利益:3,000万円
※平成24年6月期第2四半期連結累計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、平成23年6月期第3四半期の数値及び対前年同四半期増減率については記載していない。
主要事業セグメントであるプロモーションパートナー事業において、引き続き新規クライアント企業の獲得並びに既存顧客からの受注の拡大に努めた。また、第2四半期より、プロモーションパートナー事業による収益を補完するべく、グループの主たる事業地域である北海道の経済環境の影響を受けにくい分野における収益基盤を追加する目的で、新たに債権投資事業を開始し、概ね計画とおり推移している。
セグメント別の業績の状況は次のとおり。
<プロモーションパートナー事業>
グループの主要事業分野である広告業界においては、経済環境の刺激政策とその効果などもあり、企業業績の回復基調を反映してインターネット広告の増加及びマスメディア4媒体の広告費に回復傾向が見られた。しかし、個人消費に一定の回復はあるものの、国内外の不安定な情勢や将来的な不透明さを反映して、消費の二極分化など消費傾向に変化があり、各企業の広告戦略の内容見直しや抑制傾向は続いている。
このような環境の中、引き続き新規クライアント企業の獲得並びにインターネットを含む分野において積極的に営業活動を展開し、既存顧客ならびに新規顧客からの受注機会の拡大に努め、継続してスタッフの増員、社外との協力関係の拡充等を積極的に進め、企画提案力の一層の強化を図った。
なお、平成23年12月28日公表の「連結決算開始に伴う平成24年6月期連結業績予想に関するお知らせならびに業績予想の修正に関するお知らせ」に記載した、パチンコホール業におけるイベント広告宣伝規制強化による広告の大幅な減少が継続している状況である。その影響を最小限にとどめるべく、同業種クライアント企業へ広告戦略刷新の企画提案を強化している。また、このパチンコホール業の売上高減少を補うべく、同業種以外の分野においての企画提案ならびに営業活動の強化に取り組んだ。まだ、その減少分を補うには不十分だが、市場の回復と営業による効果が徐々に現れている状況となっている。
品目別の売上高は次のとおり。
新聞折込チラシ 5億5,920万5,000円(前年同期比23.0%減)
マスメディア4媒体 2億918万5,000円(同 13.4%減)
販促物 3億5,744万4,000円(同 8.1%増)
その他品目 5,294万円(同 29.1%増)
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は11億7,877万6,000円となり、セグメント利益は9,683万7,000円となった。
<債権投資事業>
第2四半期連結会計期間において、セカンダリー市場において売買される債権の集合体(グループ債権)を新たに2件購入した。当該債権の回収金額を売上高とし、当第3四半期連結累計期間の売上高は5,503万6,000円となり、セグメント利益は2,566万6,000円となった。