アドウェイズ、2012年3月期決算 スマートフォン対応に注力で堅調成長
株式会社アドウェイズは5月10日、2012年3月期(2011年4月1日~2012年3月31日)の決算を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :179億7200万円(前年同期比 13.0%増)
営業利益 :13億2000万円( 同 53.5%増)
経常利益 :13億3400万円( 同 54.4%増)
当期純利益 :7億8500万円( 同 67.2%増)
主力サービスである従来の携帯電話端末向けアフィリエイト広告サービス「Smart-C」、インターネット(PC)向けアフィリエイト広告サービス「JANet」においては、新規の広告主および提携Webサイトの獲得に加え、優良な提携Webサイトとの提携や既存の広告主との関係強化に注力。スマートフォン市場においては、スマートフォン向け広告サービス「AppDriver」を提供し、新たな市場における広告ネットワークの構築に努めた。スマートフォン向けソーシャルアプリでは『カイブツクロニクル』に続き、『小悪魔キャバ嬢らいふ』『煙に巻いたらさようなら。』などの提供を開始した。
海外においては、中国においてアフィリエイト広告サービス「CHANet」およびその周辺事業の拡大に向けた事業展開を実施するとともに、フィリピン、ベトナム、インドネシアに続きシンガポールにおいて子会社を設立、米国カリフォルニア州に調査拠点を設立した。また、2011年11月には伊藤忠商事に対する第三者割当による自己株式の処分を行い、同社の持分法適用関連会社となった。
これらの結果、売上高は前年同期比13.0%増の179億7200万円とした。当期純利益は、収益性低下に伴うのれんに係る減損損失を計上したものの、前連結会計年度より増加し7億8500万円とした。