フルスピード、平成24年4月期第2四半期決算 グループ全体で営業黒字を確保

株式会社フルスピードは、平成24年4月期第2四半期決算を発表した。

<平成24年4月期第2四半期の連結業績>
(平成23年8月1日~平成24年1月31日)
売上高:66億3,400万円(前年同期比24.4%減)
営業利益:3億3,600万円(前年同期は7,400万円の損益)
経常利益:2億9,900万円(同 1億400万円の損益)
四半期純利益:1億2,600万円(同 3億2,600万円の損益)

コア事業であるインターネットマーケティング支援の各種サービスの提供に注力した。グループ全体で積極的な事業活動に努めた結果、ノンコア事業が含まれていた前年同期と比較すると24.4%の減収となったものの、コア事業に経営リソースをすべて投下できるようになったことで、当第2四半期連結累計期間においてもコア事業による収益力が回復基調で推移し、引き続きグループ全体で営業黒字を確保することができた。
また、当第2四半期連結累計期間には、投資有価証券評価損4,878万7,000円、固定資産除却損3,729万3,000円等の特別損失を計上したものの、1億2,664万5,000円の四半期純利益を計上した。

セグメント別の営業概況は次のとおり。

<インターネットマーケティングを中心とした法人支援事業>
第2四半期連結累計期間において、SEOやリスティング広告、アフィリエイト広告などのインターネットマーケティング関連の各種サービスの品質向上に向けた取り組みや、顧客単価の向上に努めたことなどが奏功し、SEO、リスティング広告などの主力サービスの売上高は前年同期と比較して増加する結果となった。また、中小企業を対象としたインターネットマーケティングの総合支援プラットフォーム「フルスピードクラブ」会員の売上高が連結売上高の8.1%となった。
以上の結果、第2四半期連結累計期間における売上高は42億9,225万2,000円(前年同期比8.1%増)となった。

<アフィリエイトサービスプロバイダー事業>
自社開発したアフィリエイトプログラム「アフィリエイトB」および「アフィリエイトBモバイル」の営業活動に注力した結果、プロモーション数・提携サイト数ともに順調に増加した。また、新たな業界の顧客開拓に継続して注力するほか、株式会社フォーイットが提供するfacebook用販売促進ツール「Apps-B」などの新たなサービスの拡充を図るなど積極的な取り組みに努めた。
以上の結果、第2四半期連結累計期間における売上高は16億3,748万7,000円(前年同期比42.3%増)となった。

<インターネットメディア事業>
第2四半期連結累計期間において販売したWebサイトはない。また、ECについては、自
社ECサイトの運営に加えて、株式会社ベッコアメ・インターネットによる自社ECサイトの運営およびモバイルECサイトの運営受託サービスに取り組んだ。EC事業の売上高は減少傾向である一方、株式会社ベッコアメ・インターネットにおいては、ゲーム機器や玩具、アパレルなどの一般消費者向けのECサイトの販売が、年末年始の商戦の影響や取扱いサイト数の増加などにより好調に推移した。
以上の結果、第2四半期連結累計期間における売上高は9億1,157万8,000円(前年同期比47.0%増)となった。

<データセンター事業>
新たな需要開拓に努める一方、データセンターの増設や仮想化サービス等の現在の環境や顧客ニーズに則したサービスの充実を図るなどの積極的な施策が奏功したことにより、引き続き受注は順調に推移した。
以上の結果、第2四半期連結累計期間における売上高は4億2,159万1,000円(前年同期比6.5%増)となった。

<その他事業>
第2四半期連結累計期間における売上高は2億660万2,000円となった。