電通総研、「生活者が選ぶ2011年の話題注目商品ランキング」発表 第1位は2年連続でスマートフォン
電通総研は11月24日、「生活者が選ぶ2011年の話題注目商品ランキング」を公表した。このランキングは、約130の候補商品・サービスに関してアンケート調査から求めた「認知度」「関心度」「話題度」を合計したもの。アンケート調査は、全国、20~69歳男女個人、1000名を対象に11月5日~11月6日に実施された。
それによると、昨年に引き続き「スマートフォン」が1位となっている。ランキング上位の傾向としては、スマートフォン・タブレット端末・ソーシャルメディアなどの『新しい情報ツール』、震災を背景に需要が高まった節電関連商品やエコカーなどの『省エネや環境にやさしい商品』、東京スカイツリー・なでしこジャパン・AKB48などの『日本人を元気にした現象や人々』が目立っているとのこと。実際、2位には昨年10位の「LED電球」が入っており、地震の影響が見て取れる。
また電通総研では、毎年年末に翌年の社会や消費を予測するキーワードを発表しているが、企業や社会とともに『価値・基準・ライフスタイル』の新基準や新スタイルを創ろうとする動きが一層強まると分析しており、そのような生活者を「共創型生活者」と命名し、2012年のキーワードは「共創型生活者の時代」であるとしている。
共創型生活者へのアプローチとしては、「ひと手間カスタマイズ」「ソーシャルリンケージ」「ゲーミフィケーション」「小ハレ探し」「セルフプロデュース」の5つのキーワードがあげられている。