共同印刷、2012年3月期第2Q決算 四半期純利益4億7800万円で黒字回復へ

共同印刷株式会社は11月4日、2012年3月期第2四半期累計期間(2011年4月1日~2011年9月30日)の決算短信を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :466億0700万円(前年同期比 1.1%減)
営業利益  :6億4100万円(前年同期 マイナス11億0400万円)
経常利益  :10億7600万円( 同 マイナス7億1300万円)
四半期純利益:4億7800万円( 同 マイナス6億1500万円)

独自技術による新製品、印刷とITの融合による新サービスの拡販を推進し、事業領域の拡大を図るとともに、既存製品では強みを持つ品目の受注量確保と生産効率向上に努め、収益拡大に取り組んだ。
出版印刷部門では、コンテンツのデジタル化サポートや小ロット物件の受注拡大に取り組むとともに、付録など加工物に対する提案を積極的に実施した。しかし、出版市場の需要縮小によりコミックス、単行本が減少し、定期刊行物についても部数減やページ減により減少したため、全体で前年を下回った。またビジネスメディア部門では、交通分野向けICカードが増加し、ビジネスフォームも微増。証券では抽せん券は減少したものの通帳が増加したため前年を上回ったが、金融機関などのパンフレットや冊子類の受注が前年を大きく下回った。これらの部門で売上は減少したが経費削減が奏功し、利益は確保した。
最終業績は、売上高466億700万円(前年同期比1.1%減)となり、営業利益は6億4100万円、経常利益は10億7600万円、四半期純利益は4億7800万円と前年の赤字から黒字に回復している。