地域新聞社、平成23年8月期の業績予想 純利益45%減などマイナス修正

株式会社地域新聞社は、平成22年10月15日に公表した平成23年8月期(平成22年9月1日~平成23年8月31日)の業績予想の修正を発表した。

<平成23年8月期通期個別業績予想数値の修正>
(平成22年9月1日~平成23年8月31日)
売上高:23億7,800万円(前回予想より1億7,300万円減、6.8%減)
営業利益:4,800万円(同 3,100万円減、39.6%減)
経常利益:4,900万円(同 3,100万円減、38.9%減)
当期純利益:2,500万円(同 2,000円減、45.3%減)

東日本大震災の直後に、受注のキャンセルが約3,000万円発生。また、その後、サプライチェーンの寸断による商品不足や、計画停電による顧客店舗の一部休業などによる営業機会の損失に加え、全国的な販促活動の自粛による影響から、大震災後の第3四半期(平成23年3月~5月)には、新聞広告および折込チラシの失注や見送りが継続的に発生し、第3四半期の売上高は、対前事業年度比で約7%のマイナスとなった。
第4四半期(平成23年6月~8月)に入り、全国的な販促活動の自粛が緩んだことに加え、大震災以降、重点的に取り組んできた広告主様への接触頻度の向上と記事型広告の掲載拡大等の施策が身を結び、第4四半期の売上高は、前事業年度の数値をほぼ回復することができた。
収益面においては、新聞印刷単価を見直すなど、売上原価、販売費および一般管理費の節減を図ったが、今回の大震災の影響を補うことはできず、売上高、営業利益、経常利益および当期純利益ともに、当初予算を大幅に下回る見込みとなった。