電通、経済産業省「2011年度クール・ジャパン戦略推進事業」を受託

株式会社電通は9月16日、経済産業省が推進する「2011年度クール・ジャパン戦略推進事業(海外展開支援プロジェクト)」のシンガポール事業(コンテンツ)を受託したことを発表した。

近年、シンガポールをはじめとする東南アジアでは、流行をつくる若者世代の日本イメージが相対的にダウンしているとともに、日本のアーティスト、アニメ、キャラクター等のクール・ジャパンコンテンツの露出機会が大幅に減少しているとのこと。そのような状況を打破するため、経済産業省の施策のもと、現地企業・日系企業と日本コンテンツのマッチングを積極的に展開していくのが、この事業の目的。今後、豊田通商、SOZOと協力し、東南アジアへ事業進出を検討する日本コンテンツを支援していくサービスの提供を行う。

初年度となる今年は、東南アジアの情報発信源となるシンガポール市場への進出を目指すコンテンツを9月20日に公募開始(募集要項を電通Webサイトに掲載)、現地で活動する企業などへのヒアリングをベースに審査し、10月上旬に支援の可否を決定。採用されたコンテンツには、「電通が主催する“アニメ・フェスティバル・アジア(通称:AFA)”やクール・ジャパンコンテンツの情報を取り纏めて発信するWEBでのプロモーション」「現地販売拠点におけるコンテンツ関連グッズの販売」「現地における受容度調査およびそのフィードバック」等のサービスを提供する。さらに、現地で活動する日系・ローカル企業の商品・サービスとの協業機会を創出し、これらコンテンツの露出拡大を目指す。