フジ・メディア・ホールディングス、平成23年3月期 第2四半期決算を発表 広告事業の苦戦続く
株式会社フジ・メディア・ホールディングスは11月2日、平成23年3月期 第2四半期(2010年4月1日~2010年9月30日)の決算短信を発表した。
【連結経営成績】
売上高 :2932億6300万円(対前年同四半期 4.4%増)
営業利益 : 116億5800万円(同 325.8%増)
経常利益 : 140億8600万円(同 206.9%増)
四半期純利益: 60億8100万円(同 101.1%増)
主力の放送事業や前期の第2四半期から新規の連結子会社業績を取り込んだ生活情報事業が増収となり、映像音楽事業や広告事業などの減収をカバーして、前年同期比4.4%増収の2,932億6300万円となった。また、営業利益は、放送事業が増収と費用削減により増益となったことや、映像音楽事業が増益になったこと、生活情報事業が黒字になったことなどで、前年同期比325.8%増益の116億5800万円となり、経常利益も同206.9%増益の140億8600万円となった。
広告事業各社においては、クオラスが、イベント受託や広告制作は減収となったものの、テレビや新聞の広告取扱高が前年同期を上回り全体では増収、営業損益も経費削減に取り組み改善された。一方、協同広告は、広告出稿量の減少が影響して減収となり、利益面でも損失となった。その結果、広告事業の売上高は210億8300万円と前年同期比4.9%の減収、セグメント損益は6800万円の損失となった。