読売と長野日報が記事交換を開始 イベントの相互PRや研修などでも協力へ

読売新聞社と長野日報社は8月1日から、記事交換を中心とする編集協力を始めた。読売は首都圏や長野県周辺のイベント情報を提供。長野日報は訃報(ふほう)記事などを読売の長野県版向けに配信する。両社は1998年7月にニュースの配信契約を交わしており、今回の編集協力で業務提携を拡大する。

長野日報は、読売が提供する首都圏のイベント情報を毎週金曜の紙面に新設した「ぶらり東京散歩―首都圏ガイド」面に掲載している。長野日報は提携を踏まえ、訃報の取材の際、記事が読売にも掲載される旨を喪主に説明し、了解を取るようにしている。今後、地域のイベントやスポーツの記録なども提供。読売は長野支局、長野日報は整理部が記事交換の担当窓口となっている。

両社はこのほか、主催イベントの相互PRや、写真、編成、校閲といった分野の研修でも協力することで合意している。