新潟放送、3月期1Q決算 スポット売上堅調に推移するもラジオが深刻に
株式会社新潟放送は、平成23年3月期第1四半期決算を発表した。
売上高:47億3,100万円(対前年同期比 9.5%増)
営業利益:▲4,900万円(前年同期は1億5,200万円の損失)
経常利益:▲3,000万円(同 1億2,700万円の損失)
四半期純利益:▲6,000万円(同 1億1,400万円の損失)
各事業部門において積極的な営業活動とサービスの提供に努めた結果、前年同四半期に比べ4億1,200万円の増収となった。一方で、営業費用が前年同四半期に比べ3億900万円増加したため、利益面では損失を計上する結果となった。
事業セグメント別の業績は、以下のとおり。
<放送事業>
売上高:19億1,000万円(対前年同期比 115.6%増)
営業利益:9,800万円(前年同期は2,800万円の損失)
ラジオ収入の落ち込みが深刻さを増した一方、で収益の柱であるテレビスポット収入が東京地区を中心に一部で好調に推移。大型イベントの実施によりその他の収入が前期を大きく上回った。
<情報処理サービス事業>
売上高:23億4,700万円(対前年同期比 6.0%増)
営業利益:▲1億6,700万円(前年同期は1億700万円の損失)
自治体などへの機器販売が大きく伸びたものの、県内企業の情報システムへの投資マインドに依然として回復の兆しが見られず、営業面で苦戦。
<ホテルおよび飲食事業>
売上高:3億3,400万円(対前年同期比 22.7%増)
営業利益:500万円(前年同期は4,200万円の損失)
新潟市内におけるホテル間の競争が依然として厳しい中、新商品の開発や販売力の強化を図り、宿泊、宴会部門を中心に順調に推移。
<建物サービスその他事業>
売上高:2億6,200万円(対前年同期比 16.6%減)
営業利益:1,200万円(同 37.9%減)
不動産、保険、メディアの各部門で前期を上回ったものの、施設管理部門において契約金額の削減などが影響し、減収となった。